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銀歯に治療した歯が痛いのはなぜか
1年前に銀歯で治療した歯が痛くなったのはなぜか。

Before

After
症例情報
主訴 | 1年前に治療した銀歯に違和感があり、最近、ひどくしみるようになった。 |
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診断 | 金パラインレーの2次う蝕 歯髄充血疑い |
治療法 | 直接覆髄を伴うダイレクトボンディング |
費用 | 99,000円(税別) |
通院回数 | 2回 |
備考 | 1年前に他院で行った銀歯にひどい冷水痛を認めました。 このようなことはしばしば起こります。 主な原因は2つ考えられます。 ・治療を行ったときにすでに小さく神経の穴に交通していたが気づかずそのまま従来型の治療を行った。 ・金属は象牙質とくっつきにくいので、間から漏洩して、2次むし歯になった。 いずれにしろ、むし歯菌が歯髄まで及んでいる可能性が高いので、歯髄温存療法を狙い、直接覆髄もしくは断髄で神経を残す計画を立てました。 旧修復物を除去すると予想通り、歯髄が露出しました。 バイオMTAセメントで直接覆髄を行いました。 再発を防止するために歯と接着するシステムであるダイレクトボンディングを行いました。 治療後3か月経ちますが、問題なく経過しています。 |
治療説明動画
治療詳細
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治療前レントゲン
大きな銀歯が入っています。
神経に近接したところまで人工物を認めます。 -
MTAセメントで直接覆髄
旧修復物を除去すると露髄したので、バイオMTAセメントで直接覆髄を行いました。
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象牙質接着
象牙質と強固に接着するシステムを使用しました。
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ダイレクトボンディング治療直後
ダイレクトボンディングによる修復治療を行いました。
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治療後レントゲン
歯髄に重なって人工物を充填しています。周囲組織は正常像です。
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治療後3か月
何も問題ない状態で経過しています。